日立情報通信エンジニアリングは2月2日、サイバー攻撃によりクラウド上のデータ消失リスクが増大している動向を踏まえ、クラウドセキュリティの強化を目的としたMicrosoft 365利用者向けデータ保護のソリューションの販売を開始した。

  • Microsoft 365利用者向けデータ保護のソリューション構成

    Microsoft 365利用者向けデータ保護のソリューション構成

サービスの概要

同ソリューションは、Microsoft Azureのストレージサービスを活用したRubrikのRubrik Security Cloudにより、Microsoft 365の不慮のデータ損失に対し復旧を可能にするもの。

サイバー攻撃やクラウドサービスの障害などの予期せぬ事態が原因でデータを損失するという事態に備えて迅速なデータ復旧を実現することで、データ損失による企業における信用の失墜を防ぎ、業務の生産性低下を軽減するとしている。

約20年間にわたるデータ保護ソリューションの提供経験とRubrik製品の代理店である東京エレクトロンデバイスの商材知識を生かし、データ保護システムやバックアップシステムなどの構築や運用の経験における技術サポートを提供し、顧客のビジネス継続のための復旧までを支援する。

ユーザー数と必要な容量ベースの料金プランでサブスクリプション形式で利用でき、業務データ量の増加に伴って柔軟に拡張可能。セットアップに必要なのはMicrosoft 365のサブスクリプションのみで、機器や装置は不要。UI操作により15分程度のセットアップ時間で利用を開始が可能。

ストレージ容量やインスタンスなどのMicrosoft Azureでのリソースを自動最適化し、データの重要度に応じて保管期間を設定できる。

Microsoftのクラウド内部で閉じているため、保護対象のデータはクラウド外に出さずに安全に保管され、ユーザー単位、グループ単位、サービス単位といった各レベルでの個別、一括などのポリシーにしたがって管理できる。

イミュータブルファイルシステム(書き換え不可)に格納して書き換えリスクを排除しているほか、アクセスの権限は多要素認証によって精緻に制御し、組織内外からの不正アクセスを排除。データ復旧は数回のクリック操作で行える。