ウイングアーク1stは10月27日、経理部門におけるインボイス制度や電子帳簿保存法対応を始め増大する業務負荷に対し、円滑なERPやワークフローとの連携を強化すべく、同社の電子帳票プラットフォームである「invoiceAgent」とパナソニック ネットソリューションズのワークフローである「MAJOR FLOW Z CLOUD」を連携したと発表した。パナソニック ネットソリューションズが2024年2月末に、連携オプションを提供開始する。
新オプションの利用メリットとして同社は、1)invoiceAgent電子取引で受領した請求書の内容をMAJOR FLOW Zと連携して支払依頼書を自動起票、2)複雑な条件分岐にも対応できるワークフロー機能でコンプライアンス強化を支援、3)利用中の会計システムのフォーマットに合わせて仕訳データを出力、4)汎用的な全銀協フォーマットでFB(ファーム・バンキング)データを出力の4点を挙げる。
同社はinvoiceAgentの拡大戦略について、20年以上の実績と高いシェアを保持し累積で約3万2900社(パッケージ版とクラウド版の合計)が利用しているという帳票基盤ソリューションである「SVF」の顧客基盤を基に、2027年2月期までに契約企業数1万社を目指している。
一貫して基幹業務のデジタル化を網羅できるプラットフォーム構築に向け、今後とも連携強化していくとのことだ。