NECソリューションイノベータと「つの未来財団」は10月27日、宮崎県都農町でICTを活用した、コミュニティの行動変容を検証する実証実験を10月20日から開始したことを発表した。

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    実証実験のイメージ

今回の実証実験は、都農小学校5年生とともに、都農町のごみ回収データを分析して課題を発見し、住民と協力しながらごみ問題を解決するというもの。

同実証実験を通して、都農町住民全体の行動変容について検証するとともに、子どもたちが積極的に町づくりの活動に関わることで、住民の町に対する愛着がどのように変化するかデータを元に検証する。

都農町では家庭ごみを回収する際、正しく分別できているか回収業者が確認し、集積所ごとにルール違反がどの程度あったか記録しており、2022年秋より、紙での記録がデジタル化された。

それに伴い、蓄積されたごみ回収データを元に都農小学校5年生の授業内で分析し、課題を抽出するという。またその後、解決策を考えて住民に提案し、賛同した住民と協力して解決策を実施し、実施前と実施後のごみ回収データを比較し、効果検証を行う予定だ。

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実施期間は2024年1月までで、NECソリューションイノベータがアプリ実装・運用保守、実験データ分析を行い、つの未来財団が民向け調査アンケート実施、実証参加者募集を担当する。