Microsoftは8月31日(米国時間)、Windows Insider Blogの記事「New Updates for Snipping Tool and Notepad for Windows Insiders」において、メモ帳とSnipping Toolの最新のプレビュー版をWindows 11のCanaryチャネルとDevチャネル向けに展開していると伝えた。このアップデートによって、メモ帳への自動保存機能や、Snipping Toolへの統合キャプチャバーなど、新機能が追加されている。
メモ帳の最新版はバージョン11.2307.22.0で、このバージョンでは新たに自動保存機能が追加されて、アプリを閉じて、再び実行した際に、タブの状態や書きかけのコンテンツの内容を復元できるようになった。自動保存は開いているタブ全体に適用されるため、うっかり保存を忘れてアプリを修了してしまっても、書きかけの文書が失われる心配がなくなった。この機能はデフォルトで有効だが、設定でオフにすることもできる。
Snipping Toolsの最新版はバージョン11.2307.22.0で、このバージョンではキャプチャバーにビデオの録画ボタンが統合された。従来は[Print Screen]キーか、またたは[Win]+[Shift]+[S]キーでキャプチャバーを開いたら、そこからキャプチャの種類を選ぶスタイルさった。新バージョンではビデオの録画ボタンが追加され、キャプチャバー上でスクリーンショット撮影とビデオ録画を切り替えられるようになっている。
その他、Snipping Toolsではオプションで音声の録音もを有効にすることもできるようになっている。
メモ帳とSnipping Toolの最新バージョンはWindows 11 InsiderプログラムのCanaaryチャネルとDevチャネル向けにリリースされているため、これらのチャネルを利用するユーザは、最新のビルドにアップデートすることでこの新機能を試せる。ただし、ロールアウトは段階的に行われるため、チャネルに登録していてもすぐには利用できないユーザーもいる可能性があるとのことだ。