JavaScriptライブラリ「jQuery」の公式ブログは、現地時間8月28日に最新版「3.7.1」をリリースしたことを発表した。
「jQuery」は、WebブラウザでのインタラクティブなUI表現をよりコンパクトに記述するためのJavaScriptライブラリ。最新版は「3.6.0」や「3.7.0」のアップグレードで発生したバグの修正がなされた他、スリムビルドを実現するajaxモジュールとエフェクトモジュールを除外した「スリム」バージョンがリリースされた。
修正点は主に2点で、Tableの行要素である<tr/>の寸法値がChrome及びSafariで丸められてしまう問題の修正と、セレクターエンジン「Sizzle」のインライン化に伴い一部非公開になっていたメソッドを復活させている。「スリム」バージョンは、ajaxが必要ないケースや多数のスタンドアローンライブラリ内の1つを使用したいケースなどに対応したもので、gzip圧縮し通常バージョンよりもバイト数で約6k小さくなっている。
「jQuery 3.7.1」は、GitHubサイトやパッケージ管理システムnpmなどから入手できる他、スリムバージョンを含む複数の「jQuery」や各CDNの利用は公式サイトから入手できる。jQuery CDNでの各ファイルは以下の通り。
3.7.1
https://code.jquery.com/jquery-3.7.1.js
https://code.jquery.com/jquery-3.7.1.min.js
3.7.1(Slim build)
https://code.jquery.com/jquery-3.7.1.slim.js
https://code.jquery.com/jquery-3.7.1.slim.min.js