NTT東日本 神奈川事業部、古野電気、フルノシステムズおよび長崎牧場は8月29日、鳥獣害対策に関するスマート畜産の実証実験を実施していることを発表した。

  • 左から、長崎牧場の相州牛と設置した 802.11ah 機器、牧場に被害を及ぼす可能性がある鳥獣

検証項目は、「802.11ah に適用した遠隔監視・検知システムの画像品質と有効性」、「肥育現場における、AIを活用したカラス対策システムの捕捉精度と有効性」、「システム効果を踏まえての肥育状態の改善度合い」の3つとなっている。

実証実験においては、NTT東日本 神奈川事業部が、「802.11ah に適用した遠隔監視・検知システム環境構築の全体設計」、「固定通信ネットワークの提供」、「システム効果の確認」を行い、古野電気が「802.11ah に適用した遠隔監視・検知システムの機器設置」、「システム効果の確認」を行う。

またフルノシステムズは、「802.11ah に適用した無線通信機器設置」、「システム効果の確認」、JA全農が「AIを活用したカラス対策システムの運用」、「システム効果の確認」、長崎畜産が「実証フィールドの提供」、「鳥獣害対策システム運用後の経営影響の確認」を実施する。