NECと日本オラクルは7月5日、NEC印西データセンターにOracle Cloud Infrastructure(OCI)への専用プライベートネットワークファイバー接続を実現する「Oracle Cloud Infrastructure Fast Connect」の接続拠点を設置したことを発表した。同拠点は2023年7月1日に開設したという。今回の接続拠点開設は、2021年のクラウド領域での協業強化に基づいた取り組みの一環となる。
これまで、同データセンターでは「Microsoft Azure ExpressRoute」や「AWS Direct Connect」への接続拠点が設置されてきた。OCIの接続拠点が設置されたことにより、同データセンターは3つの主要なパブリッククラウドの接続拠点を備えることとなった。
同データセンターでは、各クラウド上のアプリケーションやパッケージソフトウェアとOCIのデータベース・サービスを連動できる。そのため、オンプレミス環境で実現していたOracle Databaseの性能や可用性などの利点を同データセンターでも提供可能だという。