NECソリューションイノベータは6月16日、「NIST SP800-171」に対応したクラウド型文書管理・情報共有サービス「PROCENTER SaaS(プロセンター サース)」の提供開始を発表した。

NIST SP800-171は、米国のNIST(国立標準技術研究所)が定めたセキュリティフレームワークのガイドラインだ。米国の国防総省は、全世界のサプライヤーに対して同ガイドラインに準拠して構築されたシステムにおいてのみ、管理対象非機密情報(CUI)を管理するよう要求している。日本においても、防衛省が同ガイドラインをベースにした調達基準「防衛産業サイバーセキュリティ基準」を公表している。

今回、同社が提供するサービスは、企業間・部門間情報共有プラットフォーム「PROCENTER/C」をベースにしたもので、NIST SP800-171に必要な監査ログなどの機能を追加したほか、サービス運用面の強化を行っている。なお、同ガイドラインで定める110項目すべてに対応している。

基本サービスの利用料金(税別)は月額5万円で、IDの追加料金は1IDあたり1000円となる(基本サービスには、(ID数：20、ディスク容量：50GB、ヘルプデスク：3インシデント/月が含まれる)。

  • 「PROCENTER SaaS」で提供する機能のイメージ

    「PROCENTER SaaS」で提供する機能のイメージ