NECは6月1日、AIを活用した健康ポイントサービスアプリ「WoLN(ウォルン)」を新たに開発したと発表した。

同アプリはFiNC Technologiesが提供するヘルスケアアプリ「FiNC」をベースとして、NECのAI技術群「NEC the WISE」の1つである異種混合学習技術などのAI技術を組み合わせて開発したサービスとなる。

  • 「WoLN」のアプリ画面イメージ

    「WoLN」のアプリ画面イメージ

同アプリでは、健康無関心層に対しても健康活動に取り組むきっかけづくりを提供することを目的に、誰でも使いやすいユーザーインターフェースと、利用者が楽しみながら継続利用できるゲーミフィケーション機能などの機能・コンテンツを実装している。また、AI技術を活用して健康が損なわれるリスクを利用者に予測・認知させることで、利用者の健康に対する危機感を醸成し、健康状態の改善に取り組むように促すという。

同日からは東京都葛飾区に提供され、同区が取り組む区民向けの健康づくり事業「スマホを使って健康づくり!~かつしか健康チャレンジ(令和5年度)~」にて活用される。

同事業ではアプリに歩数や体重、睡眠などのヘルスケアデータを登録し、参加者自身の健康データと数値変化に伴う健康状態の変化を認識することが可能だという。