LinkedInは5月16日、20年間で日本のプロフェッショナルの間で仕事観がどのように変化したか、そして今後20年間に予想される変化について、日本国内の18歳から65歳の就労者約1,000人を対象に意識調査を実施した結果を発表した。
これからの20年間において、AIなどのテクノロジーの進化や普及によって自身の仕事に影響があるかを聞いたところ、「影響は受けない(32.9%)」が最も多かった。これに、「仕事が削減される(31.7%)」「新しい仕事や職種が創出される(23.3%)」「生産性が向上する(22.3%)」と続く結果となった。
また、これからの20年間で変わらないであろう仕事のトップ3は、上から「人脈を生かす仕事(40.9%)」、「コミュニケーション能力が必要な仕事(39.6%)」、「創造性を必要とする仕事(29.1%)」だった。
その中で必要とされるスキルのトップ3は、上から「コミュニケーションスキル(49.8%)」、「リーダーシップ・人材マネジメントスキル(26.1%)」、「問題解決力(23.7%)」となっており、テクノロジーが進化するであろう20年後でも、コミュニケーション能力は必要とされ続けると考えられていることが判明した。
ビジネスパーソンとして、現在身につけたいスキルを調査したところ、1位「コミュニケーションスキル(35.3%)」、2位「問題解決力(21.4%)」、「思考力(ロジカルシンキングなど)(21.4%)」となった。
さらに40代から60代に「20年前に身につけたいと思っていたスキル」を聞いたところ、1位「コミュニケーションスキル(30.6%)」、2位「問題解決力(21.2%)」、3位「外国語の語学スキル(20.4%)」と、現在も20年前も身につけたいスキルの1位は「コミュニケーションスキル」だった。