米Adobeは、現地時間15日からラスベガスで開催される世界最大級の映像・放送展示会「NAB Show2023」に先立ち、同社映像関連ソフトウェアのイノベーションを発表。AIを活用してテキストベースの操作で映像編集を行うPremiere Proの新機能などを紹介している。

  • AIを活用してテキストベースで映像編集を行うPremiere Proの新機能(同社資料より)

    AIを活用してテキストベースの操作で映像編集を行うPremiere Proの新機能(同社資料より)

テキストベースの編集機能は、テキストベースでの指示でクリップの自動編集を行えるもので、その様子は映像で公開されているが、編集者やディレクターたちのテキストでの議事録をそのまま映像クリップにドラッグすることで映像編集を行っており、文脈を読んで高度な映像編集を自動化する様子が窺える。同社は、"テキストベースの編集を組み込んだ唯一のプロフェッショナル編集ソフトウェア"と評している。30周年を迎えたAfter Effectsにもcontext-sensitiveなプロパティパネルが追加され、自動化が進化。多くの機能に自社開発のAIフレームワーク「Adobe Sensei」が活用されており、プロダクツを通して映像に携わるチームのワークフローの合理化、時間節約に貢献していく構えだ。最新機能を搭載するプロダクツは2023 NAB Showで展示された後、2023年5月に一般提供される予定。