楽天モバイル、楽天シンフォニー、Rakuten Symphony UK LTDの3社は3月29日、イギリス国内に「楽天Open RAN カスタマーエクスペリエンスセンター」を28日に開設したと発表した。
同センターは、新規および既存の通信ネットワークにおけるOpen RANの実現可能性を確認するうえで、相互運用性テストを行うための欧州拠点の機能を果たすという。同センターでは、最新のOpen RANのハードウェアとソフトウェアや、次世代モバイルネットワークを活用した業務効率の向上を図るほか、新たなサービスの実現に向けたワークショップやイベントの開催も行う方針だ。
また、欧州と中東における通信事業者や業界のベンダーを招待し、オープンな5Gネットワーク構築を可能にするOpen RAN技術の進歩をテストしていく予定。
楽天モバイルは、Open RANベースで構築した完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークを用いて日本国内でサービスを提供している。また、楽天モバイルでは、楽天シンフォニーが提供する仮想化、自動化、オープンアーキテクチャにより、従来の方法と比較して、設備投資費を約40%、運用費を約30%削減できているとのことだ。