KDDIとアイサンテクノロジーは3月23日、長野県塩尻市の中山間地域において、自動運転車からドローンが離着陸しラストワンマイルの物流を行う実証に成功したことを明らかにした。
両社が実施した実証は、荷物を搭載したドローンが自動運転車から飛び立ち、中山間地域を飛行した後に自動運転車上へ帰還するシナリオだ。自動運転車の走行とドローンの運航を統合して管理する「協調制御プラットフォーム」や高精度位置測位(PPP-RTK方式)を活用した。
このプラットフォームを用いた協調制御により、自動運転車の位置情報を参照しながらドローンを逐次制御することで、ドローンが正確に自動運転車上に着陸できることが確認できたという。
実証に用いたドローンには、セルラー通信と衛星通信の両方が利用可能な通信モジュールを搭載している。セルラー通信が利用できないエリアでは衛星通信に切り替えることで、プラットフォームとの接続性を保ったまま自動飛行を行えることが明らかになった。
両社は今後について、労働力不足が顕在化すると思われる2030年ころを目途に、都市部からの大規模な配送は自動運転車を利用し、陸上からの輸送が困難な経路ではドローンを利用する荷物配送サービスの社会実装を目指すとしている。