Microsoftは1月5日(米国時間)、Windows Insiderプログラム向けにWindows 11の最新のビルドとなる「Insider Preview build 25272」をリリースした。このビルドにおける注目すべき変更点としては、テキストをコピーした際にEdgeでの検索を提案する機能と、スタート画面の[おすすめ]セクションに地域やWeb閲覧履歴に基づいたWebサイトを表示する機能の2つを削除したことが挙げられる。
この2つの機能は2022年11月にbuild 25247で導入されたばかりだが、ユーザーからの評判はあまり良いものではなく、Microsoftはそのフィードバックを受け入れた形だ。
Insider Preview build 25272における変更点および改善点については、Windows Insider Blogの記事「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 25272」にまとめられている。この中に、build 25247でロールアウトされた2つの提案アクションの削除に関する説明がある。
削除された機能の一つは、テキストをコピーした際に、Microsoft Edgeでそのテキストを検索することを提案するポップアップが表示されるというもの。ユーザーが検索アクションを選択すると、Edgeによる検索が実行されて新しいタブで結果が表示される。
もう一つは、スタート画面の[おすすめ]セクションにWebサイトを表示するというもの。表示するWebサイトは、ユーザーが住んでいる地域や過去のWeb閲覧履歴に基づいて決められる。
Insider Preview build 25272では上記のほかにも、クイックアシストがスタート画面の[すべてのアプリ]リストに直接表示されるようになったことや、インボックス版のWSL(Windows Subsystem for Linux)が削除されたことなどの変更が加えられている。