Visual Studioエンジニアリングチームは11月8日(米国時間)、「Visual Studio 2022 17.4 is now available! - Visual Studio Blog」において、Visual Studioの最新版となる「Visual Studio 2022 17.4」の一般公開を伝えた。同日.NET 7も公開され、Visual Studio 2022 17.4は.NET 7に対応したバージョンとしても公開されている。Visual Studio 2022 17.4には以前のバージョンへ差し戻すための「ロールバック機能」が導入された点も注目される。

  • Visual Studio 2022 17.4 is now available! - Visual Studio Blog

    Visual Studio 2022 17.4 is now available! - Visual Studio Blog

Microsoftは更新プログラムの互換性を高めるように取り組みを継続しているが、それでも以前のバージョンのVisual Studioを使いたいという要望が出ていることを認識していると説明。この要望に応えるために、以前にインストールしたバージョンのVisual Studioへロールバックする機能を「Visual Studio 2022 17.4」において導入したとしている。

加えて、「Visual Studio 2022 17.4」はArm64に公式に初めて対応したバージョンとしても注目される。Visual Studioエンジニアリングチームは「Arm64 Visual Studio is officially here! - Visual Studio Blog」において、Arm64対応のVisual Studioについて詳しく説明している。なお、用意されているインストーラはx64版とArm64版が統合されており、インストール時にアーキテクチャを検出して適切なコンポーネントがインストールされる仕組みになっている。

またMicrosoftは同日、「Visual Studio for Mac 17.4 is now available - Visual Studio Blog」において、Mac向けとなる「Visual Studio for Mac 17.4」の公開についても発表した。次のリリースへ向けたプレビュー版となる「Visual Studio 2022 for Mac v17.5 Preview 1」も公開するとしている。「Visual Studio 2022 17.4」で導入された新機能の一部は「Visual Studio 2022 for Mac v17.5」で導入されると見られており、Mac版を使っている場合、一部の機能は1つ先のリリースまで待つ必要があるものとみられる。