Microsoftは10月18日(米国時間)、「October 18, 2022—KB5019509 (OS Build 22621.675) Out-of-band」において、定例外の累積更新プログラムとなる「KB5019509」の配信開始を伝えた。Windows 11 2022 Update (Windows 11, version 22H2)を対象としたアップデートで、ファイルエクスプローラーのタブUI/UXなど、初期段階で導入が見送られていた新機能の追加が行われている。
KB5019509で導入される主な新機能や機能拡張は次のとおり。
- ファイルエクスプローラーにMicrosoft EdgeのようなタブUI/UXを導入(ユーザーから導入要請の多かった機能の一つ)
- ファイルエクスプローラーに「ホーム」を追加。クイックアクセス、お気に入り、最近使用した項目などが表示される
- コピー機能に「推奨アクション」を追加(今回のアップデートでは米国、カナダ、メキシコにおいて使用することが可能)。電話番号や将来の日付をコピーすると、関連するアプリやカレンダーへの追加といった提案が表示されるようになる
- タスクバーにオーバーフローメニュー表示を追加
ファイルエクスプローラーのタブUI/UXはユーザーから要望の多かった機能であり、Windows 11 2022 Updateでの導入が期待されていた。MicrosoftはWindows 11 2022 Updateにファイルエクスプローラーのタブ機能を導入すると説明していたが、実際に2022年9月に始まった配信でこの機能は導入されず、2022年10月に導入する予定とされていた。今回の定例外累積更新プログラムによって説明されていたとおり、ファイルエクスプローラーのタブ機能が導入されたことになる。
KB5019509はWindows Update経由で適用可能。Windows 11 2022 Updateの設定アプリケーションからWindows Updateを選択しアップデートを実施することで(再起動が必要)、ファイルエクスプローラーにタブUIが表示されるようになる。