日立製作所は9月28日、金融機関における窓口業務での非対面・非来店取引を促進するDXソリューション「Branch in Mobile」を提供開始した。価格は個別見積。
「Branch in Mobile」は、スマートフォンやタブレットといったモバイル端末を起点に、インターネットバンキングやオープンAPIをはじめとした「ネットサービス」と店舗やATMなどによる「リアルサービス」をシームレスにつなぎ、金融機関の各サービスにおける顧客経験価値の向上を支援するソリューション。
従来対面を前提としていたサービスを非対面で、来店が必要だった取引を非来店で実施可能とし、金融機関の利用者のニーズに応じた柔軟な金融サービスを提供できるほか、画面ナビゲーションやビデオ通話といった利用者へのサポート機能も充実化し、UI・UXの向上によるリアル店舗同等のサービスを提供可能だとしている。
また、手続きのセルフ化や印鑑や伝票、通帳などの現物レス・ペーパーレス化により、行員の事務負荷の軽減、高度で専門性の伴うコンサルティング業務の強化にも対応。システム開発の点では、マイクロサービスやローコード開発ツールを採用し、金融機関自身で簡単かつスピーディーに、新規サービスに向けたシステム実装や追加、変更が可能だという。