Microsoft Exchange Onlineで基本認証を使っているのであれば、注意が必要だ。Microsoftは2022年10月1日から基本認証のサポートを停止するとアナウンスしており、その期限が迫っている。
まだ基本認証を使っている場合、2022年10月1日以降、そう遠くない時期にサービスが使用できなくなるものとみられる(参考「Basic Authentication Deprecation in Exchange Online – September 2022 Update - Microsoft Tech Community」)。
Microsoftはすでに3年間近く、Microsoft Exchange Onlineで基本認証のサポートを停止することをアナウンスしてきた。サイバー犯罪者はシステムへ侵入するポイントとして基本認証を悪用することが多い。基本認証の利用を継続することはこうしたリスクが高い状態を維持することを意味しており、Microsoftとしは早期に基本認証を廃止し、より安全性の高い認証への移行を望んでいる。
2022年10月1日とタイムリミットが迫っているものの、依然として基本認証を使用しているユーザーがいるとMicrosoftは指摘している。基本認証のサポートが終了しても、2022年12月末まではサービスごとに個別に再度基本認証を有効化できるとされているが、それでも2022年年内にはサポートが終了する。依然として基本認証を使用している場合は早期に推奨されている認証方式へ移行することが望まれる。