クオリティアは9月6日、7月21日~27日の7日間、全国の20歳~59歳の会社員または公務員・団体職員で情報システム担当部署に所属する1,000名を対象に実施した「オンラインセキュリティに関する調査」の有調査結果を発表した。

勤務先のオンラインセキュリティについてどのくらい不安を感じるかを聞いたところ、「オンラインセキュリティ全般」に関しては、「非常に不安を感じている」が7.1%、「やや不安を感じている」が32.9%で、合計した「不安を感じている」と回答した層は40.0%、反対に「全く不安を感じていない」が11.8%、「あまり不安を感じていない」が48.2%で、合計した「不安を感じていない」と回答した層は60.0%となった。

  • 勤務先のオンラインセキュリティについてどのくらい不安を感じるか 引用:「オンラインセキュリティに関する調査」

不安を感じる項目別に見てみると、「メールのセキュリティで不安を感じている」と回答した人は41.4%となっており、「Web会議システム」では29%、「チャットのセキュリティ」では31%が不安を感じると回答しているという結果に。また、「社員のオンラインセキュリティ意識」についての不安を聞いたところ、「不安を感じている」は51.3%と半数を超える結果が出ている。

「勤務先のオンラインセキュリティ対策として強化が必要だと思うもの」を聞いた質問では、「パスワードを安全に管理する」が26.0%で最も高くなった。これに「ソフトウェアを常に最新にする」(23.4%)、「顧客データを安全に管理する」(21.3%)、「ユーザーごとに適切なアクセス権を設定する」(21.2%)、「データのバックアップ体制を構築する」(21.0%)が続いている。

  • 勤務先のオンラインセキュリティ対策として強化が必要だと思うもの 引用:「オンラインセキュリティに関する調査」

その一方で、実際に「見聞きしたことがある勤務先の社員のトンデモ行動」を聞くと、「業務と関係ないサイトを閲覧」が28.9%で最も多い結果になったという。2位は「許可されていないソフトを勝手にインストール」(23.1%)、3位は「IDやパスワードのメモをPCに貼り付け」(22.4%)、4位は「知らない相手からのメールのURLをクリック・ファイルを開封」(22.0%)、5位は「社用端末を外出先で紛失」(19.9%)となっている。さらに、「外出先でPCを開いたまま席外し」(12.4%)、「私物のスマートフォン・タブレットに機密情報を保存」(12.2%)、「電車移動中にPC作業」(12.1%)といった、情報漏洩のリスクがある無防備な行動も上位に挙げられる結果が出ている。

  • 見聞きしたことがある勤務先の社員のトンデモ行動 引用:「オンラインセキュリティに関する調査」

「情シス責任者(CIO)になってほしい芸能人」を聞くと、1位に「天海祐希さん」、2位に「カズレーザーさん」、3位に「阿部寛さん」が挙がった。また、「同じ情シスの同僚になってほしい芸能人」を聞いた質問では、1位「カズレーザーさん」、2位「佐藤健さん」、3位「櫻井翔さん」「野田クリスタルさん」「広瀬すずさん」と続く結果になっているという。また「情シスとして一緒に働きたいアニメキャラ」では、1位「ドラえもん」、2位「江戸川コナン(名探偵コナン)」、3位「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」となっている。

  • 上:同じ情シスの同僚になってほしい芸能人 下:情シスとして一緒に働きたいアニメキャラ 引用:「オンラインセキュリティに関する調査」