TKCは8月19日、日本におけるPeppol(Pan European Public Procurement Online)の管理局(Japan Peppol Authority)であるデジタル庁、ペポルの管理団体「Open Peppol」(本部:ベルギー)から、国内初のペポルサービスプロバイダーに認定されたと発表した。

来年10月からインボイス制度が導入され、消費税の仕入税額控除を受けるには適格請求書等の保存が必要になる。この適格請求書等にデジタルインボイスを採用することで、事業者は経理業務のデジタル化を図ることができる。

現在、国際標準規格である「Peppol(ペポル)」に準拠した国内向け電子インボイスの標準仕様の策定が進められている。「Peppol」は、受発注や請求にかかる電子文書をネットワーク上でやり取りするための「文書仕様」「ネットワーク」「運用ルール」のグローバルな標準規格で、世界30カ国以上で採用されている。

デジタルインボイスは、各ユーザーのペポルアクセスポイントを通して送受信が行われる。

TKCはぺポルサービスプロバイダーとして、「ペポルのネットワークにおけるデジタルインボイスの送受信」と「ポルのネットワークに参加するユーザー情報の登録及び参照」が提供可能になった。

  • デジタルインボイスはPeppolを介して送受信が行われる 資料:デジタルインボイス推進協議会