日本電気(NEC)は8月19日、サブスクリプション型POSシステム「NECモバイルPOS」の最新バージョン(Ver2.44.0)を、7月20日にリリースしたことを発表した。
「NECモバイルPOS」は、多店舗飲食で使われることの多い各種サービスおよび機器と連携する、iPadを活用したサブスクリプション型POSシステム。
今回リリースされた新バージョンでは、tacomsが提供する「Camel」と注文連携が可能となり、各デリバリーサービスから受け付けた注文データを、モバイルPOSのキッチンプリンタ、キッチンディスプレイに印字可能となった。これにより、デリバリー注文情報をPOSに再入力するという手間を削減できるとしている。
また、POSの会計画面で「stera terminal」をバーコードスキャナとして起動することで、会員バーコードや値引きバーコード、ポイントバーコードの読み取りが可能。通常のバーコードスキャナと共存利用できる。なお、同機能を利用するには、事前にstera market上のアプリ「デバイスリーダー(ソリマチ技研)」をstera terminalにインストールする必要がある。
さらに、エプソン製プリンタ「TM-30m II-H」対応した。同プリンタにはUSB接続口が3つあり、通常利用しながらiPadなどのタブレット給電が可能となっている。
そのほか、店舗管理システム「FOOD-LINK R3.0」「Skymart」との連携により、1日1回NECモバイルPOSの売上データがFOOD-LINK・Skymartに取り込まれるようになった。また、キッチンディスプレイに表示されている伝票明細を一括で選択可能になったのに加え、POS端末状況照会画面上で店舗IDを指定して検索可能となった。