コンカーと三井住友カードは7月25日、戦略的業務提携の第4弾として、新幹線区間情報の自動連携を開始することを発表した。
8月末より三井住友カードの三井住友エクスプレスコーポレートカードで、JR東海エクスプレス予約サービスを利用した新幹線の乗車区間や乗車日データ情報を経費精算・管理クラウド「Concur Expense」へ自動連携する。国内出張旅費精算事務の一層の効率化を目指す。
データ連携の流れとしては、まず、JR東海が提供するJR東海エクスプレス予約サービスを利用して、三井住友エクスプレスコーポレートカードで新幹線を予約する。乗車後、「乗降区間」「乗車日」「新幹線名」「座席クラス」といった情報が三井住友カードを経由しConcur Expenseに連携される。
両サービスの連携により、利用者が出張精算時に入力する項目が削減できるほか、精算作業者の各項目に対する正誤チェック作業も軽減される。また高額になりがちな新幹線利用の予約・支払手段、精算方法を統一し、データ連携することで不透明な利用を防ぎ、ガバナンスの強化つなげるとしている。
三井住友カードとコンカーは2020年9月に、営業推進や協働商品の開発を軸とする戦略的業務提携を発表し、この1年間で高速道路の出入口情報、ユーザーの英字氏名、請求日データ、国内線発着空港情報、タクシー乗降地情報のデータ連携項目拡充などを実現。「キャッシュレス」「入力レス」「ペーパーレス」「承認レス」の4つのレスにより経費精算の完全自動化を目指し今後もサービス開発を加速していく考えだ。