CYBERDYNE Omni Networksは5月27日、エッジコンピューティング用途向けの産業用小型ファンレスコンピューター「CTB-E3」の発売を発表した。同社によれば、画像AI(人工知能)、エッジAI、IoTゲートウェイ、セットトップボックスなどの用途に対応できるという。同製品は要件に合わせてカスタムすることを前提にした受注生産モデルで提供される。

  • 「CTB-E3」

インターフェースはUSB2.0×4、USB3.0×4、DP×1、HDMI×1となり、ユーザーが指定するLinuxをプリインストールして提供する。

CPUにはIntel Core i5 7260Uプロセッサーを搭載しており、最大動作周波数は3.4GHz。放熱性と耐環境性に優れたアルミニウム筐体を採用し、ファンレスのサーマルソリューションにより、静粛性を保ちながらシステムの熱暴走や故障を防ぐ仕様となっている。

GPUにはIntel Iris Plus Graphics 640を搭載しており、高性能なグラフィックス処理、4K映像の出力にも対応する。高精細なカメラ映像の表示やデジタルサイネージ、ビデオ会議システムの用途にも適しているという。

  • 「CTB-E3」のシステム構成イメージ