NTTコミュニケーションズ（NTT Com）は3月29日、ICT（Information and Communication Technology：情報通信技術）戦略の企画立案、システムの設計および構築、保守運用をワンストップで対応可能なマネージドサービスとして、「X Managed（クロスマネージド）」を4月1日より提供開始すると発表した。

同サービスは「ネットワーク」「クラウド」「セキュリティ」の3領域において、ユーザー企業のICT戦略の企画立案と、それに基づくシステムの設計や保守運用をNTT Comが対応するものだ。定型の「スタンダード」および「オプション」、非定型の「プロフェッショナル」の3種類のメニューを提供する。

「スタンダード」はシステムの死活監視や問い合わせの受付など、全企業に共通で必要な対応を一式で提供するメニューであり、「オプション」はネットワークの経路情報変更作業など頻繁に発生する要望を定型化した選択型のメニューだ。一方、非定型の「プロフェッショナル」は、コンサルティングなど定型化できない要望に対応するという。提供価格は要問い合わせ。

  • 「X Managed」のメニュー構成

同サービスは、各企業の要望に応じてマネージドサービスを導入できるため、コスト最適化やニーズへの柔軟な対応が可能だ。また、ICT戦略の企画立案からシステムの保守運用に至るまで各段階に応じたメニューを展開するため、ライフサイクル全体にわたる対応のみならず局所的な要望にも対応する。同社は同サービスについて、ユーザー企業のTCO（Total Cost of Ownership：サービスの導入から解約までにかかる費用の総額）を30%削減する目標を掲げているとのことだ。