Microsoftは2月24日(米国時間)、Windows Server 2022のサポートページを更新し、KB5009555または2022年1月11日以降にリリースされた更新プログラムを適用した場合、ドメインコントローラー上の一部のアプリケーションおよびアプライアンスがNetlogonのセキュアチャネル接続ができない問題が発生する可能性があることアナウンスした。本稿執筆時点では有効な回避策は提示されておらず、Microsoftでは問題の調査を続けているという。

アナウンスは、次のサポートページの「February 2022」セクションに追加されている。

  • Windows Server 2022のサポートページに追加されたIssuesの詳細

    Windows Server 2022のサポートページに追加されたIssuesの詳細

次のプラットフォームがこの問題の影響を受ける可能性があるという。

  • Windows Server 2022
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2008 R2 SP1
  • Windows Server 2008 R2 SP2

この問題が発生したプラットフォームで正常にセキュアチャネル接続を確立するには、読み取り専用ドメインコントローラ(RODC)アカウントにリンクされたKRBTGTアカウントが必要になるとのこと。影響を受けるアプリケーションまたはアプライアンスでは、ドメインへの参加で問題が発生するか、ドメインへの参加後に接続に制限が発生する可能性があると説明されている。

本稿執筆時点では、日本語版のWindows ServerのサポートページにこのNetloginの問題に関する記載はまだないが、近日中に更新されるだろう。