2020年4月に小学校でプログラミング教育が必修化されたことを皮切りに、プログラミングは学校教育全般において段階的に導入が進められている。2021年には中学校、2022年には高等学校でも必修化が決定している。
また、現在の中学3年生が高校3年生となる2025年の大学入学共通テストには、プログラミングを含む「情報」が教科として採用されることになっており、今後は受験科目にもプログラミングが組み入れられるようになる。こうした背景を受けて、両社は今回の調査を実施したとのことだ。
中学校でもプログラミング教育が拡充される中、同調査より、学校以外の場でプログラミングを体験したことがある生徒の割合は32.6%と少数派であることが明らかになった。
一方で、「今後プログラミングを習ってみたい」とする生徒の割合は61.3%であり、多くの生徒がプログラミングに興味を持っていることがうかがえる。
さらに、「プログラミングは将来必須のスキルとなると思うか」と聞いたところ「そう思う」(60.6%)と「とてもそう思う」(29.8%)とする回答を合わせて9割以上に達しており、大多数の生徒が「プログラミングは将来必須のスキル」と考えているようだ。
2021年からセンター試験に代わり「大学入学共通テスト」が導入された。同テストでは2025年からプログラミングを含む「情報」が教科として採用されるが、これについて「知っていた」とする回答は35.1%であった。64.9%の生徒は「知らなかった」と回答している。