Webブラウザの「Opera」は2月14日(現地時間)、公式ブログ「Opera now lets you ditch boring web links and use emojis instead」において、絵文字だけで表現するURLが利用可能になったことを伝えた。この新機能は絵文字入りのURLを販売しているYat社との提携によって実現したもので、絵文字で構成された文字列を個人のドメインとして登録したり、Operaから絵文字だけで構成されるURLにアクセスしたりできるという。
Yatは絵文字による文字列をNFT(Non-Fungible Token)化することによって、絵文字で構成されたウェブリンクを作成できるサービスである。Yatを利用すると、サブディレクトリに絵文字を使用した「y.at/(絵文字列)」というURLを作成し、それを自分のサイトにリダイレクトできるようになる。
Yatのサービスはあくまでも同社が所有するy.atドメインにおいて提供されるものであるため、通常は絵文字の前に「y.at/」を付けなければならない。しかし今回、OperaとYatが提携したことによって、Operaを使用する際にはこの「y.at/」部分を省略して、サブディレクトリにあたる絵文字列部分のみで、ひもづけられたWebサイトにアクセスできるようになったとのこと。
Operaが公開した次のYouTubeビデオを見ると、絵文字のみのURLが動作する様子を確認することができる。
- Browse with Emojis | Opera x Yat - YouTube
- Emoji based web-addresses by Yat available in the Opera browser - YouTube
Operaでは、この新機能は人々にオンライン上での新しい存在感を示す方法を提供するものとコメントしている。