ウイングアーク1stは12月13日、中国の現地法人ウイングアーク上海と中国のIT企業大宇宙信息創造と、ウィングアーク1stが提供しているBIダッシュボード「MotionBoard」に関して販売パートナー提携を締結し、「MotionBoard」のOEMブランド「TCInsights」を中国国内企業向けに提供すると発表した。
「TCInsights」は「MotionBoard」の最小ライセンスでの提供形態となり、導入ユーザーは利用用途の拡大とともに、「MotionBoard」へアップグレードができるとしている。
ウイングアーク1stは東京に本社を置き、帳票およびBIのデータエンパワーメント領域でソリューションを開発・販売している。海外への事業拡大にも注力しており、これまで2009年に中国上海法人、2014年にシンガポール法人を開設し、2017年にオーストラリアの統計局向けBIベンダーを買収した。中国においては、2021年から広州に出張所を設置し、パートナー開拓を強化してきたという。
今回の提携により提供する「TCInsights」は、大宇宙社のシステム構築サービスやソリューション導入開発サービスにおけるデータ分析・可視化のローコード開発ツールとして、多種多様なダッシュボード要件に対応できるという。
また、スモールスタートでの導入が実現でき、顧客自身による業務に適したダッシュボード構築も可能。大宇宙社は今後、中国国内向け提案に「TCInsights」を標準化していく予定だ。