日立製作所(日立)は11月4日、イタリアの鉄道会社であるFERROVIENORD(フェノヴィノルド)から50編成の2階建電車を4億5,185万ユーロ(約597億円)で受注したと発表した。2018年に結んだ包括契約に基づく3回目の受注となる。
50編成の内、40編成は1編成当たり5両、10編成は1編成当たり4両で構成される。今回受注した車両は、日立のレッジョ・カラブリア工場とナポリ工場で製造され、2022年10月から2024年10月までに納入される予定とのことだ。
今回の契約は、ロンバルディア州が19億5,800万ユーロを投資して222編成の列車を導入する車両更新計画の一環。2017年に16億700万ユーロを承認、2019年に改訂され(176編成中105編成が2階建て)、2021年3月17日には26編成のCaravaggio型電車(10編成はマルペンサ空港アクセス用、16編成はベルガモ空港アクセス用)および20編成のDonizetti型1階建電車(2021年3月契約)の合計46編成用に3億5,100万ユーロが追加された。