NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は10月29日、PC・スマホ・タブレット・BYOD端末などと社内システムやクラウドサービスとの接続を、社外からエージェントレスに行えるリモート接続サービスを発表した。同サービスは2021年11月16日から提供開始する。

提供価格は、1IDにつき500円から(月額、100IDから)となる。サポート費用は含まれるが、初期導入費用・社内システム連携費用は別途となる。

  • NTT-ATが新たに提供するリモート接続サービスの全体像

同サービスでは、アクセス先をWebベースのシステムに限定することで、VPN接続の際に必要とされていた端末エージェントを不要となり、ブラウザーのみでリモート接続ができる。これにより、スマホやタブレット、BYOD端末などの社給端末以外からも社内システムやクラウドサービスに接続することが可能となっている。

また、本サービスはゼロトラストモデルに基づき、社外からアクセスできるプロキシサーバーで強固な利用者認証を実施し、利用者単位でアクセスできるサーバーを制限する。実際に社内やクラウドのサーバーにアクセスする際には、利用者のアクセス場所や時刻などをベースにリスクベースの動的ポリシーに則ってアクセス制御を行うことで、高度なセキュリティを担保する。

加えて、同サービスでは社内に設置するコネクターにおいて社内システムの認証を代理で実施することにより、利用者がID・パスワード管理を行う必要がなくなるため、標的型攻撃により端末内に保管したID・パスワード情報の漏えいリスクを軽減することができる。