弁護士ドットコムは8月19日、高知県のデジタル活用による行政事務の効率化に向けた取り組みの一環として、電子契約の実証実験を開始すると発表した。
高知県では、令和元年度よりデジタル化の取組を開始し、「高知県行政サービスデジタル化推進計画」の策定や行政事務の効率化に向けたデジタル技術の実証事業などに取り組んできた。
今年3月には、「県民サービスの向上」、「デジタル技術を活用した課題解決と産業振興」、「行政事務の抜本的な効率化」をビジョンとする「高知県デジタル化推進計画」をスタートし、行政手続のオンライン化を進めるとともに、今後は電子決裁や電子収納についても取り組むという。
実証実験では、電子と書面契約を併用し比較検討することで契約事務の効率化を測定し、事務処理上の課題を抽出し対応策を検討する。
同社は今回の実証実験により、従来書類や対面で行っていた契約業務プロセスをデジタル化し、職員の働き方改革と、行政機関のDXを支援するという。