米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT)は8月5日(米国時間)、「Cisco Releases Security Updates |CISA」において、シスコシステムズの複数の製品に複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は、次のセキュリティアドバイザリを取り上げ、確認と必要に応じてアップデートの適用を呼びかけている。
- Cisco RV340, RV340W, RV345, and RV345P Dual WAN Gigabit VPN Routers Web Management Vulnerabilities
- Cisco Small Business RV160 and RV260 Series VPN Routers Remote Command Execution Vulnerability
- Cisco Packet Tracer for Windows DLL Injection Vulnerability
- Cisco Network Services Orchestrator CLI Secure Shell Server Privilege Escalation Vulnerability
- ConfD CLI Secure Shell Server Privilege Escalation Vulnerability
2021年8月に入ってから、シスコより10個のセキュリティアドバイザリが公開されており、それらのうちひとつは深刻度が緊急(Critical)に分類されており注意が必要。シスコからは多くのセキュリティアドバイザリが公開される状態が続いている。定期的にセキュリティドバイザリを確認するとともに、必要に応じてアップデートを適用することが望まれる。