トランスコスモスは5月27日、全国自治体で実施されている一般向け新型コロナワクチン接種において接種予約システムと、各接種会場で記載が必要となる予診票を事前にオンラインで作成できるチャットボットサービス「DEC Bot for Government」をパッケージとして提供開始すると発表した。

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同サービスのWebフォーム入力制御とチェック機能により、手書きで発生しがちな記載不備や、記入漏れを防止することができるという。住民は事前に予診票を作成しておくことで、集団接種会場では、Webフォーム入力後に発行されるQRコードを使って予診票を印刷するだけで接種手続きが可能だ。

同サービスの具体的な利用手順は、以下の通り。

  1. 自治体から新型コロナワクチン接種券が届く
  2. Webサイトから接種日をオンライン予約。オンライン予約時に入力した携帯電話番号に予約完了通知が届く
  3. 予約完了通知に記載されているURLをタップして、予診票を事前作成できる「DEC Bot for Government」へアクセス
  4. 「DEC Bot for Government」で必要入力し、完了後にQRコードが発行
  5. 接種当日、QRコードを持参して接種会場へ行き予診票を印刷

自治体がWebサイトに「DEC Bot for Government」へ直接アクセスできるリンクを設置することで、電話でワクチン接種を予約した住民も事前にオンラインで予診票を作成することが可能。なお、同サービスのデータはすべて日本国内での保管・管理となっているという。