パナソニックは4月27日、高齢者向けに効果的な歩行運動を提供する歩行トレーニングロボットの量産モデルを開発し、同ロボットを用いた「歩行トレーニング支援サービス」を介護・福祉施設、病院などを対象に2021年4月より開始すると発表した。
同サービスにより、一人ひとりに最適なトレーニングをロボットを押すことで提供でき、利用者の歩行能力の維持・改善が可能になる。また、トレーニング結果を自動で計測・記録できるため、施設スタッフの管理業務負担につなげる。
具体的には、歩行中でも歩行トレーニングの結果(距離、時間、速度、左右バランス)をリアルタイムで画面に表示するとともに、自動でクラウドに保存する。パソコンのブラウザ上でトレーニング結果を確認することができ、報告書をPDFファイルとして出力することができる。
さらに、AIが日々の歩行状況を自動解析し、一人ひとりに適した運動負荷を提案することが可能だとしている。同社は今後、同サービスを介護・福祉施設、病院などに広く展開してく方針だ。