Microsoft Teamsチームは3月2日(米国時間)、公式ブログ「What's New in Microsoft Teams|Microsoft Ignite 2021 - Microsoft Tech Community」で、Teamsの最新動向や今後追加される予定の新機能などを伝えた。この記事は、現在開催されているオンラインイベント「Microsoft Ignite 2021」で発表される内容をまとめたもの。Web会議、チャットとコラボレーションなどのカテゴリー別に注目の新機能が紹介されている。

Web会議においては、UXの要となる会議ビューが大幅に拡張される模様だ。例えば、新たに追加されるダイナミックビューは、会議の状況に応じて画面のレイアウトを自動で調整するというもの。参加者が話し始めたり、プレゼンテーションを開始したりするなどの行動で、インテリジェントに最適な表示に切り替えてくれるという。会議のコンテンツの表示方法を簡単に制御するためのビュースイッチャーも追加される。

  • ビュースイッチャーでビデオ会議のコンテンツの表示方法を簡単に制御できる ー 画像:Microsoft Teams Blogより

    ビュースイッチャーでビデオ会議のコンテンツの表示方法を簡単に制御できる 引用:Microsoft Teams Blog

プレゼンテーションモードも拡張され、スライドなどのコンテンツとビデオをどのように配置するのかをカスタマイズできるようになるほか、PowerPointのスピーカーメモなどを1つのビューにまとめて表示可能なPowerPoint Live in Teamsも追加された。プレゼンテーションを盛り上げる要素としては、参加者が会議中に拍手などのリアクションを行えるライブリアクション機能などにも注目したい。

  • 絵文字を使って参加者がリアクションできる「ライブリアクション」 ー 画像:Microsoft Teams Blogより

    絵文字を使って参加者がリアクションできる「ライブリアクション」 引用:Microsoft Teams Blog

ウェビナー機能については、最大1000人まで参加可能なインタラクティブウェビナーが利用可能になっているという。インタラクティブウェビナーでは、ライブリアクションやもでレーションコントロール機能などがサポートされる。一方で、視聴専用のウェビナーは、最大参加人数が2万人まで拡張される予定だ。

  • モデレートコントロール付きのインタラクティブウェビナー ー 画像:Microsoft Teams Blogより

    モデレートコントロール付きのインタラクティブウェビナー  引用:Microsoft Teams Blog

チャットおよびコラボレーション機能では、組織の内部または外部のスタッフとのチャンネルの共有を促進する「Teams Connect」の開発が進められているとのこと。Teams Connectは現在プライベートプレビューが公開されており、2021年の後半から正式に展開される予定になっているという。

そのほか、今回の発表には、モバイルアプリのUXの強化やセキュリティおよびコンプライアンス機能の強化、仮想会議室を実現する「Teams Rooms」に関する新機能など、多くのアップデート情報が含まれている。機能によって展開される時期などが異なるため、詳細はMicrosoft Teams BlogやIgnite 2021の発表を参照いただきたい。