デル・テクノロジーズ 代表取締役社長 大塚俊彦氏は、2021年の年頭所感を発表した。

新年あけましておめでとうございます。新しい年を迎えるにあたり、旧年中に皆様から賜りましたご支援、ご厚情に、厚く御礼申し上げます。

昨年8月1日に、デル株式会社とEMCジャパン株式会社両法人を統合し、デル・テクノロジーズ株式会社として、新たにスタートいたしました。この統合を通じて総合力を一層高め、当社の幅広いテクノロジー ポートフォリオを活用し、お客様のデジタル変革実現に向けて新たな価値をお届けしていくよう、前進してまいります。

昨年は、各製品群においても多くの機能強化とポートフォリオの拡充を実現してきました。モダン インフラストラクチャー プラットフォームである「Dell EMC PowerStore」や「Dell EMC PowerScale」、すべての製品とソリューションを「as-a-Service」として提供する「Project APEX」などを発表しました。また、Winning in New Normalと題して、① IT資産のモダナイズや自動化を推進する「ITの競争力強化」、② リモートワークの定着と浸透を図る「xFHの実現」、③ 新しい収益源を生み出す「デジタル競争力の確立」、④「社会インフラの変革」の4つのテーマを掲げてお客様の変革をご支援してまいりました。さらに、サステナビリティー促進、インクルージョン(多様性)醸成、ライフシーン変革、倫理とプライバシーの維持を、2030年までの社会貢献の柱としてグローバルに取り組んでおります。

2年ごとに当社が実施している、デジタル変革の進捗に関するグローバル調査「Digital Transformation Index(デジタル トランスフォーメーション インデックス)」においては、新型コロナウイルスの世界的な影響の中、多くの日本企業が、これまで以上にデジタル変革の取組みを加速化していることが明らかになっています。

2021年は、デジタル変革への取組みが一層進み、先進テクノロジーの戦略的活用も進展が予測されます。当社としては、「ハイブリッド クラウド」、「エッジ」、「5G」、「AI/ML」、「データマネジメント」、「セキュリティー」の6つを重点領域として、製品・ソリューション開発を継続強化していくとともに、実践的な活用を推進してまいります。また、本年後半には本社オフィスを東京都大手町に統合し、One Companyとしての総合力を一層強化してまいります。

デル・テクノロジーズは、お客様のデジタル変革に貢献する真のパートナーを目指して、私ども自身も変革を積み重ね、新たな価値をご提供していくよう、社員一同取り組んでまいる所存です。

本年もより一層のご高配を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。末筆ながら、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。