大林組は24日、建設現場におけるブロックチェーン活用の実証実験を開始したことを発表した。
ブロックチェーンを活用した業務変革、サービス開発を中心に事業を展開するdigglueと協力して開発する検査履歴管理システムは、測定値や写真などのデータのアップロード時にブロックチェーンにハッシュ値を書き込める。コンクリート受入時の検査システムのデータハッシュ値をブロックチェーン上に記録しこれを突合することで、検査データの信憑性を確保。改ざん時にも履歴をもとに追跡できるようにするなどトレーサビリティを高める役割を担う。
今回の実証実験で検査履歴管理システムの有効性を確認し、今後は納品や返却など取引情報を共有化することも視野に入れている。