伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は11月18日、日本アバイアのコミュニケーションソリューション、およびシトリックス・システムズ・ジャパンの仮想デスクトップクラウドサービスを連携させた、コンタクトセンター向け在宅勤務ソリューションを発表した。同日から提供開始する。

CTCが提供を開始するのは、セキュリティのレベルを保ちつつ、カスタマーやスーパーバイザーとのスムーズなコミュニケーションを在宅で実現するコンタクトセンター環境。

接続環境として、シトリックスの仮想デスクトップクラウド「Citrix Cloud」を活用し、端末へのデータ保存やUSBデバイスの利用を停止し、透かしを入れて画面キャプチャを抑止することで、遠隔業務でのセキュリティを確保するとしている。

仮想デスクトップ環境のため、端末側で専用システムは不要。日本アバイアのリモート接続用ソフトフォンやコミュニケーションツール、管理ツールなどを使用でき、在宅でオフィスと同様の連携や管理が実現できるということだ。

さらに、CTCのAI自動応答システムやAIチャットボットと組み合わせることで、定型応答や振り分けの自動化が可能となり、待機や放棄のコールの解消とオペーレータの満足度向上につなげることもできるとしている。

提供価格は、500ユーザー規模の基本構成で初期費用3,900万円、年間費用2,400万円から。