VMwareは9月30日、年次カンファレンス「VMworld 2020」において、新たなセキュリティソリューションとして、「VMware Carbon Black Cloud Workload」を発表した。同社は昨年のVMWorldでCarbon Blackの買収を発表している。
「VMware Carbon Black Cloud Workload」は、優先順位付けされた脆弱 性レポートと基本的なワークロードの強化機能に、防御、検出、即応性を組み合わせて、仮想化、プライベート、ハイブリッドの各クラウド環境で実行されるワークロードを保護する。
具体的には、次世代アンチウイルス(NGAV)、ワークロードの挙動監視とEDR(EndpointDetection and Response)機能、脆弱性判定およびワークロードのハードニング機能を組み合わせ、クラウド環境で実行されるワークロードを保護する。
脆弱性の判定は、Common Vulnerability Scoring System(CVSS)、実環境での悪用の可能性、実際の攻撃頻度の組み合わせに基づく脆弱性の優先度により、最高レベルの優先順位付けを行う。
また、セキュリティリスクの可視化機能をVMware vCenterに組み込み、単一の情報源としてCarbon BlackWorkloadのセキュリティ運用と同等の可視性を提供する。
vSphere 6.5およびVMware Cloud Foundation 4.0のユーザーは「VMware Carbon Black CloudWorkload Essentialsの無償体験版」を6カ月利用できる。