JALとパナソニック システムソリューションズ ジャパン(以下、パナソニック)は9月8日、非接触・非対面での接客を実現するため、パナソニックが提供するアバター式リモート案内サービスを用いた共同実証実験を開始すると発表した。
アバター式リモート案内サービスは、有人での「リモート対話」と、チャットボットによる「AI対話」の2つのコミュニケーション方法があり、空港・駅や店舗などにおける利用客への非接触・非対面での案内業務を実現する。
同実証実験では、同サービスの「リモート対話」機能に特化して、遠隔地にいる係員がディスプレイのアバターを通し、出発ロビーや搭乗口にて搭乗手続きなどの案内を実施する。
アバターは操作している係員の表情を認識・反映するため、リモートによる非接触・非対面ながらも表情豊かな案内が可能になるとしている。
また、定型登録された係員の案内時の動作や搭乗順パネルの提示などを組み合わせることで、より効率的で分かりやすい案内ができる。アバターを利用しない間は、広告やお知らせなどエリアに最適なコンテンツの配信表示を行うことや、大画面を活かして既存サービスと連携することも可能だ。
同実証実験は、2020年9月14日~9月25日までの期間、羽田空港第1旅客ターミナルビル内JAL国内線搭乗口の一部、航空券予約・購入・変更カウンター(40番)で、ディスプレイを4台使用して実施される。