MMD研究所が7月28日に発表した「2020年7月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」の結果によると、一般ユーザーのスマートフォン非接触決済(タッチ決済)の認知度は79.6%、内容を理解している人は46.2%、現在利用している人は12.7%であり、利用しているサービスの上位は楽天Edy、iD、モバイルSuica、利用を検討しているサービスの上位は楽天Edy、モバイルSuica、iDだった。
同調査は同社が6月26日から29日にかけてインターネットにより実施したもので、対象は18歳から69歳までの男女、有効回答者数は4万5000人。
スマートフォンの非接触決済の認知・利用状況について尋ねると、最も多かったのは「全く知らない」で20.4%、以下「非接触決済という言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」(20.3%)、「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない」(20.0%)と続く。
この結果をファネル分析で見ると、「認知」が79.6%、「内容理解」が46.2%、「利用経験」が20.8%となった。
スマートフォンの非接触決済サービスを現在利用している5735人に最も利用しているスマートフォンの非接触決済サービスについて聞いたところ、楽天Edyが26.2%で最多であり、以下iD(21.2%)、モバイルSuica(18.3%)の順だった。
最も利用しているスマートフォンの非接触決済サービスをいつから使い始めたか尋ねると、「覚えていない」が30.2%と最も多く、「2016年12月以前」(22.2%)が続く。
スマートフォンの非接触決済サービスの利用を検討していると回答した3852人に最も利用を検討しているサービス名を聞くと、楽天Edyが22.2%で最も多く、以下モバイルSuica(19.1%)、iD(10.6%)が続いた。