セブン銀行とJCBは6月17日、新型ATMを使った顔認証による「ANA JCBプリペイドカード」入会申込受付の実証実験を2020年8月より開始すると発表した。

昨今のデジタル技術の進展に伴い、金融サービス提供の非対面化が進むなか、顔認証技術によるオンラインでの本人確認方法が多様化しつつある。同実証実験を通じて、「運転免許証」およびユーザーの「顔」の撮影による本人確認手続きがスムーズに行えるかを検証するとともに、ユーザーの利便性向上を図るという。

  • 同実証実験の概要

同実証実験の手順としては、はじめに、事前に専用Webサイトでユーザー情報を登録しておき、登録後に表示されるQRコードをATMに読み取らせ、本人確認書類(運転免許証)の撮影をATMで行う。

次に、ユーザーの顔写真を撮影し、ATMが自動的に本人確認書類と撮影した顔写真の一致を顔認証技術で確認する。一致が確認できると、申し込みは完了する。

セブン銀行グループは今後、新型ATMにてユーザー同意の上で取得した情報を、本人確認済情報として蓄積し、各種手続き時の本人認証として活用を検討しているとのこと。