UiPathは5月27日、茨城県の新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金(以下、休業協力金)の支払業務の効率化を、RPAプラットフォーム「UiPath」で支援したことを発表した。
今回、茨城県では、UiPathとAI-OCRの組み合わせにより、休業協力金の申請書類審査終了後の支払処理業務における効率化を実現したという。プラットフォーム導入後の支払処理業務においては、まずAI-OCRにより申請書の手書きの文字がEXCEL形式でデジタル化され、人手による確認後にRPAによって申請者情報が財務会計システムに自動登録され、さらに協力金支払処理も自動で行われるという。
このRPAによる自動化の仕組みは、昨年度に作成した汎用的なロボットを改修することで対応し、その後も随時改良を加えることで,申請1件あたりの入力に係る処理時間については12分から2分へと約80%短縮できたということだ。
茨城県では協力金の対象となる事業者数を約3万事業者と見込んでおり、同社では休業協力金の早期給付のため、RPAによる処理件数のさらなる増加にも対応できるよう支援していくとしている。