オンラインバックアップサービス企業のBackblazeは5月12日(米国時間)、「Hard Drive Failure Rates: A Look at Drive Reliability」において、2020年第1四半期のハードディスク故障率の統計データを伝えた。2020年第1四半期の年間故障率(AFR: Annualized Failure Rate)は1.07%で、2013年に追跡を開始して以降、最も低い値になったとしている。

2020年第1四半期は次の4つのハードディスクの故障率が0%となっている。

  • HGST HUH728080ALE600(8TB、SATA 6Gbit/秒)
  • HGST HUH721212ALE600(12TB、SATA 6Gbit/秒)
  • Seagate ST16000NM001G(16TB、SATA 6Gbit/秒)
  • 東芝 MD04ABA400V(4TB、SATA 6Gbit/秒)
  • 2020年第1四半期ハードディスク故障率 - 資料: Backblaze提供

    2020年第1四半期ハードディスク故障率 - 資料: Backblaze

2013年4月20日からのハードディスク故障率をまとめた表は次のとおり。

  • 2013年4月20日〜2020年3月31日ハードディスク故障率 - 資料: Backblaze提供

    2013年4月20日〜2020年3月31日ハードディスク故障率 - 資料: Backblaze

Backblazeが採用してきたハードディスクの中では、HGSTのモデルが低い故障率を示している。逆に、Seagateは特定のモデルが高い故障率を示している。Backblazeは四半期ごとにデータストレージに使っているハードディスクの故障率を公開している。