理経は2月12日、NeUと脳科学アドバイザリーサービス契約を締結し、VR体験中の脳活動計測を軸としたVRコンテンツ開発サービスの提供を開始することを発表した。
同サービスには、HTCが提供するHTC VIVEの高精度アイトラッキングシステムを用いたVR体験者の視線追跡も含まれるという。
NeU は、脳血流計測(NIRS)による「脳活動の見える化」技術を軸として、研究市場向けハードウェアの開発やマーケティング支援ソリューションを展開している。また、理経はエンタープライズ向けのVR開発を行っており、多数の機関と共同開発を行ってきたという。
開始するサービスでは、VR体験中の脳血流、皮膚電位などの生体情報を計測・分析することで「VR空間での感性評価」や「VRの効果測定」が可能だという。
さらに、「HTC VIVE Pro Eye」のVRシステムとその視線追跡技術を利用することで、両眼の動きを正確に追跡でき、深いデータ分析ができるようになるということだ。
同社は今後、VR開発にNeUの脳活動計測の見地とHTC社の視線追跡技術を盛り込むことで、VR空間の活用や可能性が拡がると考えているとし、こうした取り組みのなかで最適なコンテンツ設計やUI設計についても知見が深まり、今後より質の高いVRコンテンツの提供が可能になるとしている。