State of JavaScriptがこのほど、2019年におけるJavaScript関連の調査結果「The State of JavaScript 2019」を公開した。この調査では、JavaScriptビルドツールの利用状況を集計しているが、Webpackが6割近いシェアを持っていることが明らかになった。
第1位を獲得したのは、回答率59.9%のWebpackだ。2位は15.5%のGulp、3位は10.3%のParcel、4位は9.4%のRollup、5位は4.5%のBrowserifyが続いている。トップのWebpackは2位以下を大きく引き離している。利用しているビルドツールとしては、これら以外にもFuseBox、fuse、Grunt、Broccoli、Ember、Babel、Meteor、Npm、Metroなどが挙げられている。
The State of JavaScript 2019の調査に協力したユーザーは2万1717名で、世界中のJavaScriptユーザーが回答している。最も多いのは米国の4509名で、これに英国の1227名、フランスの1056名、ドイツの967名、カナダの757名が続いている。日本からは118名から回答があり、全体の0.6%ほどとされている。
The State of JavaScriptの調査は2016年から実施されており、JavaScript関連の技術流行がどのように変化しているかが示されている。