NTTドコモ モバイル社会研究所は12月11日、「小中学生ICT利用調査2019」の概要を発表した。これによると、中学生でスマートフォンや携帯電話で10秒間に5文字以上の入力ができると保護者が答えた割合は6割から8割だったのに対して、PCでは2割から4割だったという。
同調査は同社が2019年9月に、全国在住の小中学生の子供とその保護者を対象に実施したもので、有効回答数は1000組の親子。
小中学生が専用しているスマートフォンや携帯電話の所有率を見ると、スマートフォン所有率は全国的に中学生になると拡大し、関東では約8割、近畿では約7割だった。 一方で、北海道・東北、中部・東海、中国・四国・九州は約5割と地域差が見られる。
保護者に子供がスマートフォン/携帯電話やPCで10秒間に5文字以上入力できるかを尋ねたところ、中学生については関東、中部・東海、近畿では8割、その他の地域では6割の保護者が、スマートフォンや携帯電話で10秒間に5文字以上入力できると回答している。 PCでは2割から4割だった。
子供がスマートフォン/携帯電話で文字を手早く入力できると答えた回答者の割合は、小学1年生から3年生では2割前後、4年生から6年生では3割から5割と、学年が上がるごとに増えている。