TISインテックグループのマイクロメイツは10月3日、中堅・中小企業における業務の可視化・業務課題の明確化を行い、より効果的な業務改善を支援するという「業務課題 可視化サービス」を提供開始すると発表した。グループ会社であるアグレックスが提供する大企業向けの「ビジネス変革サービス」と合わせ、大規模から中小規模までの企業の業務改善支援が可能になるという。
新サービスは、同社が持つ業種ごとのタスク一覧を使用してヒアリングすることで、ユーザー企業に代わって業務を洗い出し、課題をわかりやすくアウトプットするというもの。
同社が、長年の業務マニュアル作成やユーザーサポート実績で培ってきたというヒアリング技術やわかりやすく伝える表現のノウハウと、数多くの業務改善プロジェクトから確立したタスク一覧とを組み合わせることで、業務担当者への調査にかかる負担を低減し、最短6週間で業務課題の明確化を実現するとしている。
また、ユーザー企業の要望により、改善活動に向けたRPAなどのデジタルツールの導入や業務マニュアル作成、業務のアウトソーシングを含む運用など、効果的なソリューションを提案し、改善フェーズも支援するとのこと。
業務の可視化については、業種ごとに標準化したタスク一覧を使用してヒアリングを行うため、業務を一から洗い出す必要が無く、短期間での業務構造図の作成が可能としている。
業務構造図は、標準のタスク一覧を基に作成するため、担当者が認識していない、あるいは忘れてしまっていた業務にも気付くことができ、抜け漏れの無い業務構造図を作成できるという。
アウトプットに関しては、洗い出した業務における負荷・スキルレベル・属人化・コストを業務別・個人別で分析し、視覚化することで、課題がある業務を特定しやすくするとしている。
ここで作成した業務フローは、業務の引き継ぎや新人教育にも利用でき、事業継続性も高められるとのこと。
効果検証については、業務改善サイクルを止めないためには効果検証が必要不可欠だと同社はいう。
改善アクション後、改善前の業務一覧と比較し、コストや作業時間などの変化をチェックできるため、次の業務改善に繋がる効果検証も簡単・迅速に行えるとしている。