SAS Institute Japanは9月26日、JR東日本が主催するモビリティ変革コンソーシアムにおいて、Smart City WG「駅からはじまるスポーツのまち」に参画し、海浜幕張駅の混雑予測にSASのソリューションを活用して実証実験を開始したと発表した。

「駅からはじまるスポーツのまち」の実証実験は、CTC、NTTコムウェア、SASの3社で共同開発した「人流サービス基盤(仮称)」を用いて行われる。

実証実験では、ZOZOマリンスタジアムの一部のチケットゲート付近や海浜幕張駅改札口付近に赤外線センサーを設置し、利用客の流動情報をリアルタイムに収集しながら、5分後~30分後の駅周辺の混雑状況をリアルタイムで予測する。

その結果は、沿線情報アプリ「京葉線プラス」の利用者やZOZOマリンスタジアム及び海浜幕張駅改札内に設置されたデジタルサイネージで、海浜幕張駅の混雑予測結果を配信し、街の回遊など利用者の自発的なオフピーク行動を促し混雑を分散、利用者の利便性を向上させる。混雑予測情報のサービス開始は、9月中旬を予定している。

  • 京葉線沿線情報アプリ「京葉線プラス」の画面イメージ

  • 海浜幕張駅、蘇我駅、ZOZO マリンスタジアムに設置されるサイネージのイメージ