エヌ・ティ・ティ・コムウェア(NTTコムウェア)は6月10日、開発から商用環境までシームレスにDevOpsサイクルを実現するというコンテナ対応のクラウドサービスである「SmartCloud Duo」を提供開始した。
新サービスは、レッドハットとの協業の下、Webポータルに必要最小限の情報の入力によりRed Hat OpenShiftの自動的な展開を可能にしたという。
これによりユーザー企業は、コンテナ化したアプリケーションのレプリケーションやオートスケール、リソースクォータといったコンテナ運用に必要なコンテナオーケストレーション機能を即時に利用できるとしている。
またユーザー企業は、クラウドネイティブなアプリケーション運用基盤として同サービスを活用することでDevOpsをさらに推進させ、企業競争力の向上を図ることが可になる。
同サービスは、OpenStackベースのクラウド基盤、Red Hat OpenShiftによるコンテナオーケストレーション環境の提供、インターネット接続及びセキュアなアクセス認証の提供を行う。
開発環境クラウド「DevaaS 2.0」で採用したOpenStackのノウハウを活用し、NovaやNeutronといったOpenStackの多様な機能を用意している。
また、インターネット接続を可能とする仮想ファイアウォールや仮想ロードバランサなど、クラウドネイティブなアプリケーション運用に必要な一連の機能をWebポータルより構築可能。
コンテナオーケストレーション環境では、レッドハットのRed Hat OpenShiftを採用。
インターネット接続とセキュアなアクセス認証については、ユーザー企業は開発したアプリケーションを即時にインターネットへ公開可能だという。
また、開発者や運用者はSSL-VPNを利用し、開発環境や商用環境にセキュアなアクセスが可能としている。
なお同社は同サービスを、6月12日から14日まで千葉市の幕張メッセで開催予定の「Interop Tokyo 2019」に出展する予定だ。